・要件
①特定技能2号評価試験もしくは技能検定1級に合格すること
②実務経験(建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者
(班長)としての実務経験)があるもの※A
※A
②の実務経験は、建設キャリアアップシステム(以下「CCUS」という。)での就業履歴証明書等が必要となる。
(ⅰ)CCUSによる能力評価基準の設定のある職種の場合
・実務経験
建設分野運用要領別冊(ガイドライン)別表6-8の「土木」「建築」「ライフライン・設備」業務区分に対応するCCUSの能力評価基準のある職種に係る能力評価基準のレベル3相当の「就業日数(職長+班長)」とする。
➡国土交通省【CCUSポータル】能力評価制度について
・確認書類
原則として、CCUSにおけるレベル3の能力評価(レベル判定)結果通知書の写し又は2号特定技能外国人に求められる実務経験に係る申告書及びCCUSにおける技能者情報の表示画面の写し(就業日数(職長及び班長)の分かる画面及び職種ごとの就業履歴数(職長及び班長)が分かる画面に限る。)とする。
(ⅱ)CCUSによる能力評価基準のない職種の場合
・実務経験
就業日数(職長+班長)が3年(勤続日数645日)以上であること。
・確認書類
原則として、CCUSにおける技能者情報の表示画面の写し(就業日数(職長及び班長)の分かる画面及び職種ごとの就業履歴数(職長及び班長)が分かる画面に限る。)が必要である。
〈参考資料〉
国土交通省「建設技能者の能力評価制度に関するガイドライン」
国土交通省「建設分野の2号特定技能外国人に求める建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者(班長)としての実務経験について」
〈特定技能2号評価試験について〉
・試験水準
建設分野特定技能2号評価試験の技能水準は、技能検定1級と同等の水準とし、建設現場において複数の
技能者を指導しながら作業に従事し工程を管理できる能力を問うものとする。
・試験科目と合否の基準
試験は学科試験と実技試験により構成される
学科試験:試験時間60分 問題数40問 合計点の75%を合格基準
実技試験:試験時間40分 問題数25問 合計点の75%を合格基準
学科試験、実技試験ともに合否の基準を満たした場合に、その受験者は合格となる。
引用:国土交通省不動産・建設経済局「建設分野特定技能2号評価試験 試験実施要領」
・業務区分
1.土木区分 例)コンクリート圧送、とび、建設機械施工、塗装 等
2.建築区分 例)建築大工、鉄筋施工、左官、内装仕上げ 等
3.ライフライン・設備区分 例)配管、保温保冷、電気通信、電気工事 等
従来は19の業務区分に分けられていましたが、全ての建設業に係る業務で受入れが可能となるよう、働く現場の特性に応じた共通の技能の存在という観点から、上記の3区分へ統合がされました。
特定技能業務区分と建設業許可工事業との対応関係についてはこちらをご参照ください。
参考:国土交通省「業務区分の統合に係る関係資料【特定技能制度(建設分野)】」
・学科テキスト
【土木】
学科試験 職長テキスト 学科テキスト 1 2 3 4 2号学科サンプル問題
実技試験 実技テキスト 5 6 7 2号実技サンプル問題
【建築】
学科試験 職長テキスト 学科テキスト 1 2 3 4 2号学科サンプル問題
実技試験 実技テキスト 5 6 7 2号実技サンプル問題
【ライフライン・設備】
学科試験 職長テキスト 学科テキスト1 2 3 4 2号学科サンプル問題
実技試験 実技テキスト 5 6 7 2号実技サンプル問題
参考:一般社団法人建設技能人材機構「建設分野特定技能の評価試験情報と申込み」
・技能検定
技能検定1級は、職業能力開発協会が主体となって実施しています。
日程や試験については各都道府県の職業能力開発協会にお問い合わせください。
また、技能検定1級には受験資格がありますのでご確認ください。